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プロジェクトストーリー ・

丸の内 大手町ビル 大規模リノベーション

プロジェクトストーリー ・ 丸の内 大手町ビル 大規模リノベーション

先人たちの想いを引き継いで

「100年ビル」の実現に貢献する

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東光電気工事は、100年にわたり、優れた技術に裏打ちされた「良心的な電気工事」で多くの建物を支えてきました。建物は今、壊して新しくつくるだけでなく、古くて良いものを大切にしながら、社会や企業、人のニーズに合わせて進化させる時代へ。東京丸の内・大手町ビルの大規模リノベーションに携わる3人の社員に、歴史を引き継いで未来を切り拓くプロジェクトの全容について語ってもらいました。

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プロジェクトメンバー

榎本 勇人

1993年入社

丸の内支社 内線部 課長
技術専門校卒

「メンバー同士がコミュニケーションをとりやすい組織運営」をモットーとする課長。休日に若手社員を誘ってゴルフに行くのを楽しみにしている。

磯川 純一

2003年入社

丸の内支社 内線部大手町工事事務所所長
工学部電気電子工学科卒

「仕事で楽しさを感じることが東光らしさ」という現場リーダー。全員の助け合いこそが、仕事の成果にも働きやすい環境にもつながると考えている。

堀内 舞

2021年入社

丸の内支社 内線部
生産工学部建築工学科卒

磯川のもとで大手町ビルの小規模営繕工事を担当。同じ現場で働く2人の女性社員と力を合わせて、客先打ち合わせ、見積作成、現場管理をこなす。

古くて良い建物を未来へ

新しい色の再開発プロジェクト

大手町ビル大規模リノベーションプロジェクトの概要を教えてください。

榎本

大手町ビルは、竣工から約60年が経過している古いビルです。それを100年経っても価値を発揮する「100年ビル」を目指して、外見も中身も大規模にリノベーションし、40年後も人や企業が集まる場へと生まれ変わらせようというのが、今回のプロジェクトです。

磯川

これまで日本の建物は、古くなったものを壊して新しく建て替える「スクラップ&ビルド」が主流でした。しかし大手町ビルの大規模リノベーションは、既存のストック(蓄え)の活用、SDGs(持続可能な開発目標)の推進といった社会からの要請に対応するもので、最先端のオフィスビルの建設ラッシュが続く丸の内エリアの再開発計画に新しい色付けをしているプロジェクトと言えます。

榎本

大手町ビルが誕生した1958年、当社は新築の際に電気設備工事を担当しました。その後、先人たちが代々にわたり、お客様から電気設備のリニューアルや営繕工事を任されて、保守や入替え工事に携わってきました。
竣工当時はオフィスビルであっても今のように大量の電気は使われておらず、オフィスフロアのコンセント主用途は掃除機くらいでした。それが時代とともにさまざまな電子機器が使われるようになり、そのときそのときのニーズに合わせて何度も電気設備の増強を目的としたリニューアル工事が行われてきました。

建物に新たな価値を生み出すため

既存設備のリニューアル、

そして新たな電気設備を構築

磯川

当社が手がけたのは、建物の外装改修、地下店舗の改修とそれに伴う電気設備の増強による電気室の構築などです。さらに就業者向けの共用ラウンジ、農園スペースや公共のワークスペースがつくられた屋上の改修工事に関わる電気工事も担当しました。これらの中でも、特に印象に残っているのは、地下店舗の電気容量を増やすための電気室の構築です。十分なスペースのない事務所空間を新たに電気室として構築しなくてはならなかったため、配電盤類の形状を独自に変更するなど、困難な作業をいくつも経験しました。

榎本

地下での電気室構築以外にも、リニューアル工事ならではの難しさがあったと思います。たとえば、建物のライトアップに対応する設備工事もその一つ。近年はいろいろな場所で見られますが、大手町ビルが新築された当時は「建物を光で演出する」という行為は一般的ではありませんでした。安全対策を徹底しながら既存物を撤去し、ライトアップに必要な設備工事を行うのは、考えていたよりも苦労がありました。

堀内

私が配属されたときは、当社の担当したリニューアル工事はほぼ完了していました。歴史ある建物が、ライトアップや屋上のワークスペース化などにより、今風で魅力的な建物になっているのを目の当たりにし、感動しました。また電気工事という仕事が建物を支える重要な役割を担っていることをあらためて実感しました。

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プロジェクトの流れ

01

計画

02

着工

03

施工

04

完成

05

保全

人への気遣いと工事の工夫で

「居ながら工事」をやり遂げる

榎本

リニューアル工事には、新築工事とは違い、建物が利用されて電気が通っている中での作業、いわゆる居ながら工事を行う難しさがあります。執務中の皆さんに迷惑がかからないように安全対策を行いながら作業を進めるこの工事で忘れてならないのは、一言で言うと「気遣い」です。

堀内

榎本さんの言う通りだと思います。私は現在、大手町ビルの各フロアの照明器具のLED化を居ながら工事として進めていますが、最も大切にしているのは、建物を使う皆さんへの配慮です。事前に工事の範囲や内容をお客様の担当者と打ち合わせをした上で、作業中は「執務者のデスクが汚れないように対策をする」「工事に影響する荷物などは事前に移動してもらうようにアナウンスする」といった具合に細かく気を配ります。

磯川

居ながら工事の他にも、今回の工事はスケジュールがタイトだったため、作業計画においてもさまざまな工夫を行いました。たとえば、当社が担当する電気設備以外の建築や空調・衛生設備の工事業者と調整し、先行できる工事から着手することで効率化を図りました。また、一般の利用者が建物内にいない夜間の作業も余儀なくされました。夜間の人員確保が大変でしたが、チームのメンバー間でシフトを組んで負担を軽減するとともに、協力会社を1社から3社体制にすることで、何とか乗り切ることができました。

先人からリレーされた仕事の喜びを

次世代へとつないでいく

堀内

私は大手町ビルの照明器具のLED化工事の他、テナントの入居に伴う電気工事を担当していますが、知識不足を痛感する毎日です。各店舗は室内がおしゃれで電気設備もこだわりがあるものが多いので、機器の仕様も施工方法も、分からないことばかり。ですが、先輩からは「どんどん相談して」と言ってもらっているので、先輩に助けていただき、少しずつでも知識とスキルを高めていきたいと思っています。

磯川

堀内さんは、遠慮なく先輩の力を借りればいいと思います。東光電気工事の最大の武器は、先輩、後輩が力を合わせてお客様の要望に応えるチーム力ですから。

榎本

その通りです。当社を信頼し電気設備を任せてくれたお客様の要望に耳を傾けて、それを形にすることに私たちの仕事の喜びがあります。そして、この喜びは大手町ビルを担当してきた先人が代々にわたってリレーして、私たちに届けてくれたのです。

磯川

次は、私たちが先輩から伝えられた仕事の喜びを後輩たちへとつないでいく番ですね。大手町ビルが目指す「100年ビル」を支える電気設備を実現するために、図面の一枚一枚、作業の一つひとつを大切にしつつ、チーム全員で力を合わせていきましょう。

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社員座談会